訳者ぷろふぃ〜る
名前 | りょうこ |
職業 | 国語教師(高校) |
略歴 | 静岡県の某県立高校を平成3年度卒業。 某地方国立大学 人文学部 言語文化学科に入学。 日本言語文化コースの中古文学研究のゼミに所属。 「源氏物語における『罪』」(だったかな?)というテーマで卒論を執筆。 つまり、源氏物語において、「罪」という語が、どのように使われているか、また、どのようなことが「罪」に値するものだったのか、ということを研究。 卒業後、県内で国語教師として勤務。現在3年目の若輩である。 |
「源氏物語」との出会い |
恥ずかしながら、源氏に初めて触れたのは、大和和紀の「あさきゆめみし」というマンガでした。「あさきゆめみし」を読んで、難しいと思っていた古典だけど、こういう恋愛モノなんだ…と思って、興味を感じました。大学の入学試験の面接に備えて、初めて源氏を読んだのは、1冊にまとめられたおおすじだけの源氏…。いちおう大学で源氏をやりたい、と言う以上、「マンガしか読んだことありません」じゃ、さすがに落ちるかな…と。大学に入って、2年生の時に、ゼミの先生から、卒論で源氏をやりたいなら、2年までに原文で必ず読んでおきなさい」と言われ、言われるがままに、なんとか原文で読破。でも、今思うと、これでかなり力がついたような気がします。先生、ありがとう…。 |
源氏物語の中で一番好きな女性は…。 |
源氏物語に登場する女性の中で、一番好きなのは誰か? この質問に対する答えは、本当に十人十色。そして、やっぱり人柄が窺えるものです。私は、たくさんの女性の中でも、「夕顔」がずっと好きでした。夕顔は、ホンの少しの時間しか源氏といることはできなかったけれど、欲がなく、分をわきまえていて、醜い嫉妬をしたり、愚痴をこぼしたり…ということのない女性。そんな風になる前に、物の怪にとり殺されてしまったから、と言えばそれまでですが、守ってあげたくなるようなはかない雰囲気の持ち主。私にはない面を持ちあわせている夕顔が一番好きな女性です。 |